トヨタ クラウン(初代、’55年式)
全長×全幅×全高:4285mm×1680mm×1525mm
ホイールベース:2530mm
車両重量:1210kg
水冷直列4気筒OHV1453cc
最高出力:49ps/4000rpm
最大トルク:10.0kg-m/2400rpm
最高速度:100km/h
燃料消費量(平坦舗装路):14.0km/L
燃料タンク容量:45L
トランスミッション:3速MT
乗車定員:6名
価格:\1,014,860
1955年(昭和30年)に登場した初代クラウンは、日本初の本格国産乗用車よ呼ばれます。
なぜか?
第二次大戦中は軍需最優先のモノ作りを強制され、民生用機械は技術開発もままならなかった日本の工業界は、その遅れを取り戻すべく、戦後は猛然と海外からの技術導入を進めました。
自動車業界でも、日産はオースティン、いすずはヒルマン、日野はルノーとそれぞれ提携して、部品を輸入してのノックダウン生産から始めて順次国産化を進め、乗用車造りの技術を学びました。
そんななかで、トヨタは海外の技術に頼らず、すべて自前で本格的な乗用車の開発に挑んでいました。
それは創業者である発明王、豊田佐吉氏から受け継がれた豊田家の家風でもあったわけです。
それで出来たのがトヨタ・クラウンでした。
日本の環境や文化、日本人の使い方に合わせて、日本人の力で生みだしたクルマが、トヨタ・クラウンです。
だから初代クラウンは発表展示会に2万人近くが足を運ぶという国民的な話題を呼んだのでした。
創意と工夫で自分たちにしか作れないクルマを造るというトヨタのDNAは、最新のクラウンにも引き継がれ生き続けています。
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